ストレスは肝臓に悪影響?

【ストレスが及ぼす肝臓への影響を知ろう】

 

▽ストレスが肝臓病の原因になる
ストレスがさまざまな病気の原因になることは広く知られていますが、肝臓病にも関係があると聞くと意外に思う人が多いのではないでしょうか。

 

私たちの体が精神的ストレスを感じると、交感神経が緊張状態になり、全身の緊張、こわばりを引き起こします。
この状態は新鮮な血流をもっとも必要とする内蔵よりも筋肉への血流量をアップさせてしまい、そのせいで肝臓への血液の供給も減り、本来の力を発揮できず代謝や分解の機能が滞ります。
分解の機能が低下しても、日々の飲酒などでの有毒物質の分解をストップさせるわけにはいかず、肝臓の負担増の状態が続くことでさまざまな肝臓病の原因となってしまうのです。

 

 

 

▽ストレスで肝臓が負担増になると…?
ストレスで肝臓の機能が低下し、スムーズに働くことができずに負担増の状態が続くと、肝臓は徐々に疲労感をためていくことになります。
肝臓が疲労を感じると、アミノ酸の代謝で生まれるアンモニアや、アルコールの分解で生まれるアセトアルデヒドといった体に有害な物質の解毒作用も弱まり、処理しきれなかった毒素が悪さをはじめます。
また、体内のアンモニアが処理しきれないことでエネルギーのもとを作る肝臓の役割に支障が出て、エネルギー不足によるさらなる疲労を招くという悪循環に陥る可能性もあります。

 

肝臓への負担増はアルコール性肝炎の発症リスクも高めます。
アルコール性肝炎と聞くと、お酒を飲まない人には関係のない病気に思えますが、ストレスからくる負担増に耐えられなくなった肝臓が陥る非アルコール性肝炎という疾患があります。
非アルコール性という名前からもわかるように、飲酒の習慣がない人にも発症のリスクがある疾患で、実は現代の日本人には非アルコール性の肝炎のほうが増えているのです。

 

 

 

 

 

【私たちとストレスの関係】
ストレスにも種類があることをご存知でしょうか。
今まで「ストレスは悪」として語られてきましたが、その通りに体に毒となるストレスと、体や心に良い影響を与えるストレスが存在するというのです。

 

 

 

▽体に毒となるストレス
職場での人間関係などの慢性的なストレスや、ケンカや言い合いをした際のストレス、誰かから向けられた悪意や嘲笑などでのストレスは、毒のストレスのカテゴリにわけられます。
これらはなんとか解消していきたいストレスの種類ですが、なかなかすぐには解消することができない難しさがあります。

 

 

 

▽良い影響を与えるストレス
自分より優れた人を見て素直に負けを認め、この人に近づきたい、真似していきたいと感じて奮闘したり、何か刺激を受けて自分の世界を広げようとしたりする際に起こるストレスが良いストレスのカテゴリにわけられます。
このように、良いストレスに当てはまるものは、多くの人が普段「ストレス」として捉えていない物事が多くなっています。
これらの良いストレスは自分を高めるという目標を活性化させ、努力することで解消されていきますし、日々の活力剤となります。

 

 

 

 

 

【毒となるストレスが体に及ぼす影響】

 

・呼吸や脈拍など、生命維持のバランス機能の乱れ
・不眠の症状
・体重の急激な増加、もしくは減少
・首や肩のこり
・慢性的な疲労感
・暴飲暴食
・食欲がなくなる

 

毒となるストレスは体調に変化をもたらし、その変化がまたストレスになるなど、悪循環のサイクルを形成しやすくなります。
睡眠不足や暴飲暴食は肝臓の代謝・分解機能にも負担をかけやすく、精神的なストレスとそれを原因とする反応が重なることはできるだけ避けたい状況です。

 

 

【ストレスの解消法として提案できるもの】
ストレスの解消法として広く知られるものには、インドアでは好きな作家の本を読む、好きなジャンルの音楽を聴く、アロマやお香を焚いてゆっくりと休息をとる、何も考えずにぼーっと過ごす時間をつくるなどがあります。

 

アウトドアではスポーツで汗を流す、旅行にでかける、ドライブにでかける、ショッピングを楽しむなどがあります。
これらのストレス解消法は日々の暮らしに比較的とり入れやすいとされていますが、実際は忙しさや付き合いの関係などで実行できない場合も多いものです。
逆になんとかストレスを解消しようと無理に習慣化を狙うことでストレスが積み重なる可能性もあります。
また、”何もしない”というのは精神的な休息だけではなく体の休息にもなるのでおすすめのストレス解消法ですが、何もしないことに罪悪感があるタイプの人には向いていません。

 

インドアでの解消法、アウトドアでの解消法のどちらにしても、仕事や付き合い以外の余暇の時間がとれる人でなければ難しい面があります。
日々忙しい人ほど、精神的な休息も体の休息もとることができず、ストレスと疲労感がたまりやすいのが現代の日本です。
精神的な問題は個人個人で考え方も違うので、自分に合った休息の時間を考えて、無理なくストレスを解消できる方法を模索しましょう。

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